2018年1月18日木曜日

三木鶏郎さんが手がけた鉄道会社のCMソング

今回は久々に鉄道と音楽の記事をと思いまして、三木鶏郎さんが昭和の時代に手がけた鉄道会社のCMソングについて浅い知識で走り書きした内容ですが、興味のある方は読んでみてください。 三木鶏郎さんは日本のCMソングの第一人者として1951年にラジオのCMソング第一号となった灰田勝彦さんが歌う「僕はアマチュアカメラマン」(小西六写真工業(現在のコニカミノルタ)のCMソング)、1952年にテレビのCMソング第一号となった中村メイコさん、灰田勝彦さん、宮城まり子さん、古賀さと子さん、三木鶏郎さんが歌う「やっぱり森永ね」(森永ミルクキャラメルのCMソング)を手がけたのを皮切りに、「ミツワ石鹸」、「明るいナショナル」、「キリンレモン」など数多くのCMソングを世に送り出されました(経歴の詳細はオフィシャルサイトの三木鶏郎資料館の左側にあるプロフィールのタブをクリックして見ていただけるとわかります。)。そんな数多くのCMソングを世に送り出された三木鶏郎さんは鉄道会社のCMソングを4社手がけられましたので簡単にご紹介したいと思います。


最初は1958年の「天満橋から三条へ京阪特急」ですが、当時コマソンの女王と呼ばれていた楠トシエさんとホアーコインズの方々によって歌われました。1963年4月15日に淀屋橋に延伸されたことから曲のタイトルが「天満橋から三条へ京阪特急」から「淀屋橋から三条へ京阪特急」となり、歌詞も変更されて再録音されましたが、再録音された際に「天満橋から三条へ京阪特急」にあった3番と4番の歌詞が省略されて短縮されたバージョンになりました。現在「天満橋から三条へ京阪特急」はCD化やダウンロード配信はされてませんが、1996年に発売された『甦る京阪電車の昭和時代』というVHSビデオに収録されているということですので、VHSビデオのDVD化もしくは音源だけのCD化、ダウンロード配信が望まれるところです。一方「淀屋橋から三条へ京阪特急」はCD化されてまして、1994年に発売された三木鶏郎さんの作品を集めた5枚組CDボックス『三木鶏郎集大成CD〜トリロー・コレクション』、2001年に発売された『スルっとKANSAI Sound Collection Vol.01』、2007年に発売された楠トシエさんの2枚組CD『”元祖コマソンの女王” 楠トシエ大全』に収録されています。


次に発表された1959年の「南海電車の歌」は伴久美子さんという童謡歌手の方が歌われましたが、残念ながら現在のところCD化やダウンロード配信などの復刻はされてないようでして、当時のレコード(もしくはソノシート)でしか公式には聴くことができない状態ですので、是非ともCD化やダウンロード配信などの形で復刻されてほしいところです。


その次に1961年に発表された「近鉄特急(近鉄のうた)」は楠トシエさんとボニージャックスの方々によって歌われましたが、この「近鉄特急(近鉄のうた)」はCD化されてまして、楠トシエさんの2枚組CD『”元祖コマソンの女王” 楠トシエ大全』に収録されています。


最後に同じく1961年に発表された「小田急ピポーの電車」はザ・ピーナッツのお二人とボニージャックスの方々によって歌われましたが、この「小田急ピポーの電車」もCD化されてまして、三木鶏郎さんの作品を集めた5枚組CDボックス『三木鶏郎集大成CD~トリロー・コレクション』、ザ・ピーナッツのお二人の10枚組CDボックス『メモリーズBOX』、三木鶏郎さんの作品のトリビュート・ライブとオリジナル音源を収録したCD『タララ・プンカ・ポンカ・ピ~Sing with TORIRO!~』に収録されています。



こちらは「淀屋橋から三条へ京阪特急」と「近鉄特急(近鉄のうた)」を収録した楠トシエさんの2枚組CD『”元祖コマソンの女王” 楠トシエ大全』のジャケットです。


こちらは「小田急ピポーの電車」を収録したCD『タララ・プンカ・ポンカ・ピ~Sing with TORIRO!~』のジャケットです。


最後に個人的な希望ではありますが、「天満橋から三条へ京阪特急」と「南海電車の歌」の音源のデジタル化も含めて合計5曲を1枚のCDにまとめて発売(1,500円までに留めていただけるとありがたいのですが)、もしくはiTunesなどで1曲単位でダウンロード配信されてほしいなと思っております。懐かしいと思われる一定数の方に需要はあると思うのですが。。


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