今回は久々に鉄道と音楽の記事でありますが、1970年代初頭に日本語によるロックを確立したといわれているロック・バンドであるはっぴいえんどの「風をあつめて」を取り上げてみたいと思います。
はっぴいえんどは1969年に松本隆さん、細野晴臣さん、大瀧詠一さん、鈴木茂さんの4人で当初は「ヴァレンタイン・ブルー」というバンド名で結成され、翌1970年3月に「はっぴいえんど」と改名し、8月5日にアルバム『はっぴいえんど』でデビュー。翌1971年11月20日に今回ご紹介する楽曲「風をあつめて」を収録したセカンド・アルバム『風街ろまん』を発表。1973年2月25日にサード・アルバムでスタジオ録音としてはラスト・アルバムとなる『HAPPY END』を発表し、9月21日に行われたライブ“CITY-Last Time Around”をもって活動を休止となります。はっぴいえんどについて詳しくはWikipediaをご覧ください。
こちらの上の画像はセカンド・アルバム『風街ろまん』のジャケットです(自分が所有しているのは1995年に東芝EMI(現在は会社がなくなり、ユニバーサル・ミュージックに吸収されました)から再発されたCDのもので、廉価版のために当時のアナログ盤で発売された時の見開きジャケットでなく、ジャケットの冊子の中に見開きジャケットの中に描かれた路面電車(東京都電)の絵もありませんでしたのでお見せできず申し訳ございません)。「風をあつめて」はこの『風街ろまん』のCDの3曲目(アナログ盤だとA面の3曲目)に収録されてまして、作詞は松本隆さん、作曲は細野晴臣さんで、松本隆さんが作詞した歌詞には”起きぬけの路面電車が...”と路面電車が登場し、細野晴臣さんが作曲した楽曲はアコースティックなサウンドの落ち着いた曲調で、細野さんのヴォーカルも味わい深く、聴いていてとても心地良いものがあります。
動画を貼りつけてみましたので、まだ聴いたこのない方は是非聴いてみてください。
そして、もう一曲は同じくアルバム『風街ろまん』の収録曲の中から「花いちもんめ」(作詩は同じく松本隆さん、作曲は鈴木茂さん)で、こちらも”ぼくらが電車通りを駆け抜けると...”と路面電車の走っている場所の風景が登場する歌詞となっております。
元カリスマブラザーズのメンバーで現在ミノタウルス名義で活動中のみのさんが開設されているYouTubeチャンネル「みのミュージック」ではっぴいえんどについてわかりやすく説明されてますので、こちらも是非ご覧ください。
この「風をあつめて」が収録されているアルバム『風街ろまん』は昭和30年代から40年代前半あたりの東京を舞台にしたアルバムということですので、歌詞に登場する路面電車も東京都電になるのですが、東京都電を撮影したことがありませんので、歌詞に出てくる「起きぬけの路面電車」を朝に出庫した路面電車と勝手に想像して、2010年に朝の住吉で撮影した東京都電色だった頃の阪堺モ501形モ502を貼っておきます。
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