今回は約一か月ぶりとなる「街区表示板と鉄道の旅 大阪市24区編」の記事でありますが、第15回となる今回は東住吉区でございます。今回の東住吉区は1943年に住吉区から分離されて誕生した区で、1955年4月3日の大阪市第3次市域拡張の際に中河内郡加美村、長吉村、瓜破村、矢田村を編入し、1974年に平野・加美・喜連・瓜破・長吉の各地域を平野区へ分区して現在の区域となりました(詳しくはWikipediaをご覧ください)。
それでは今回の東住吉区最初の街区表示板は左の画像の「東住吉区田辺一丁目4」であります。
その「東住吉区田辺一丁目4」の住所に該当するのは大阪メトロ谷町線田辺駅であります。こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線田辺駅の出入口で、この田辺駅の出入口の真上にある高架橋は阪神高速14号松原線であります。この大阪メトロ谷町線田辺駅は1980年11月27日に天王寺-八尾南間が延伸された時に開業した駅ですが、谷町線が延伸される前は現在の谷町線阿倍野-平野間に該当する区間を南海平野線が走っており、現在の田辺駅の南東約200mの位置にあった田辺停留場と北西約300mの位置にあった股ヶ池停留場(所在地は阿倍野区股ケ池一丁目7)を引き継ぐ形で開業した駅であります。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線田辺駅の改札口で、地下にホームがある駅としては珍しく地上に改札口があります。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線田辺駅のホームで、島式1面2線ホームとなっております。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線田辺駅2番線を発車したところの30000系大日行きと駅名標を絡めて撮影したものです。
次は少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「東住吉区針中野一丁目1」であります。
その「東住吉区針中野一丁目1」の住所に該当するのは大阪メトロ谷町線駒川中野駅であります。こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線駒川中野駅の1号出入口を東側から撮影したもので、この駒川中野駅の1号出入口の真上にある高い方の高架橋は阪神高速14号松原線で、奥に横切る形で見える低い方の高架橋は近鉄南大阪線であります。この大阪メトロ谷町線駒川中野駅も先述の田辺駅と同じく1980年11月27日に天王寺-八尾南間が延伸された時に開業した駅で、谷町線が延伸される前は南海平野線が走っていた区間ですが、現在の駒川中野駅の北西約250mの位置に駒川町停留場とほぼ東約250mの位置に中野停留場がありました。現在の駒川中野駅の駅名は南海平野線駒川町停留場と中野停留場の中間に設置されたことから二つの停留場名を入れた駅名になったそうです。
こちらの上の画像は同じく大阪メトロ谷町線駒川中野駅の1号出入口を西側から撮影したもので、改札口の北隣には大阪市営地下鉄時代から地上にあった売店を引き継ぐ形で現在営業している大手コンビニのローソンがあります。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線駒川中野駅の2号出入口で、ICカード専用改札口として2019年4月1日より供用が開始されました。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線駒川中野駅の2号出入口の床で、ICカード専用改札口であることを説明する案内表示が貼られています。
こちらの鵜の画像は大阪メトロ谷町線駒川中野駅のホームで、島式1面2線ホームとなっております。
こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線駒川中野駅1番線に停車する30000系八尾南行きと駅名標を絡めて撮影したものです。
次も少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「東住吉区駒川五丁目24」であります。
その「東住吉区駒川五丁目24」の住所に該当するのは近鉄南大阪線針中野駅であります。
この近鉄針中野駅西側には駒川商店街があり、普段から多くの買い物客の方々で賑わっております。
こちらの上の画像は近鉄針中野駅のホームで、ホームは高架上にあり、相対式2面2線ホームとなっております。
この近鉄針中野駅で撮影した下り列車の6020系3両と6400系?2両の5両編成の藤井寺行き普通です。
次も少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「東住吉区北田辺四丁目16」であります。
その「東住吉区北田辺四丁目16」の住所に該当するのは近鉄南大阪線北田辺駅であります。こちらの上の画像は近鉄北田辺駅の外観を撮影したものです。
この近鉄北田辺駅の駅前には北田辺出身の作家である開高健さんの文学碑があります。
こちらの上の画像は近鉄北田辺駅のホームで、こちらもホームは高架上にあり、相対式2面2線ホームとなっております。
この北田辺駅で撮影した6020系6051Fラビットカー塗装車です。
次も少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「東住吉区杭全一丁目10」であります。
その「東住吉区杭全一丁目10」の住所に該当するのはJR関西本線(大和路線)東部市場駅であります。こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場駅の西口を北側から撮影したものです。
こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場駅西口の北側には開業記念碑を撮影したものです。このJR東部市場前駅が開業するまで付近には今里筋を挟んで後述するJR貨物の百済貨物ターミナル駅(当時は百済駅)があるだけで旅客の駅はなく、地元住民の方々の強い要望によって駅が設置されました。
こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場駅の西口を南側から撮影したものです。
こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場駅の西口の改札口を撮影したものです。
こちらの上の画像は2019年3月19日より供用が開始されたJR関西本線(大和路線)東部市場駅の東口を撮影したものです。
こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場駅のホームで、高架上のホームとなっており、相対式2面2線ホームとなっております。
こちらの上の画像はJR関西本線(大和路線)東部市場前駅の東を走る201系を東部市場前駅の南東の位置にある杭全交差点の歩道橋から撮影したものです。
次はほんの少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「東住吉区今林三丁目1」であります。
その「東住吉区今林三丁目1」の住所に該当するのは先ほども少し触れましたJR貨物百済貨物ターミナル駅であります。こちらの上の画像はJR貨物百済貨物ターミナル駅の出入口付近で駅名標を入れて撮影したものです。
こちらの上の画像はJR貨物百済貨物ターミナル駅の出入口を道路を挟んで引いて撮影したもので、高架橋が写ってますが、この高架橋は一般の人も利用できる立体横断施設となっております。
こちらの上の画像はJR貨物百済貨物ターミナル駅の西側に面する今里筋の百済駅前交差点の南東側から撮影したもので、立体横断施設へ上る階段が写っております。
こちらの上の画像は立体横断施設を利用する際の注意書きを撮影したものです。
こちらの上の画像は立体横断施設から見た百済貨物ターミナル駅の様子です。
百済貨物ターミナル駅の西側にある今里筋には大阪シティバス杭全停留所があります。こちらの上の画像は大阪シティバス杭全停留所を撮影したものです。
大阪シティバス杭全停留所しているところに現在大阪メトロ今里筋線の延伸予定区間を社会実験で走っているいまざとライナーが来ましたので、百済貨物ターミナル駅の立体横断施設を入れて撮影しました。
今回の最後はオマケでありますが、それなりに移動しまして、左の街区表示板の「東住吉区長居公園1」であります。
その「東住吉区長居公園1」の住所に該当するのは長居公園であります。といいましても長居公園が最寄の大阪メトロ御堂筋線長居駅は所在地が住吉区なのですが、
こちらの上の画像は大阪メトロ御堂筋線長居駅3号出入り口で、最寄には大阪シティバス地下鉄長居停留所があり、画像ではいまざとライナーが停車してますが、大阪メトロ御堂筋線長居駅の出入口の中でも長居公園に直結している1号出入口と3号出入口は東住吉区になるのといまざとライナー繋がりで今回強引に記事にしました。
こちらの上の画像は先述した大阪シティバス地下鉄長居停留所で、住之江営業所の4系統と住吉営業所の24系統の他に先述しました現在社会実験中のいまざとライナーが発着しますが、大阪メトロ今里筋線の延伸予定区間を走るいまざとライナーがこの地下鉄長居の一つ西側の停留所の長居西二丁目[JR長居駅前]と地下鉄今里を結ぶ「長居ルート」をあべの橋-地下鉄今里間の「あべの橋ルート」と同時に実験していることを考えますと、現在今里筋線の延伸区間は東住吉区の湯里六丁目までなってますが、湯里六丁目を経由して長居公園通を西進することも視野に入れていると思いますので、かなり実現は難しいと思いますが、杭全を経由してあべの橋を行くルートですとJR関西本線(大和路線)と被るのと東住吉区から大阪市内中心部への鉄道での移動は天王寺・阿部野橋へ向かうルートばかりになってしまいますので、個人的には湯里六丁目から長居公園通を西進して住之江公園(計画倒れになった9号敷津長吉線も含む形になりますが)まで行く方が良いかなと思っております。
今回の東住吉区は近鉄南大阪線北田辺駅・今川駅・針中野駅・矢田駅、大阪メトロ谷町線田辺駅・駒川中野駅、JR関西本線(大和路線)東部市場前駅が現在旅客の駅として所在し、現在は阿倍野区が所在地で2006年に高架化が完了するまで東住吉区が所在地だった南田辺駅と鶴ヶ丘駅を加えると区内でそれほど目立った鉄道空白地帯はなく、特にここ数年の大阪メトロ谷町線の運行本数の増加で利便性も格段に向上しているのですが、先述しましたように東住吉区から大阪市の中心部へ鉄道で移動する際は必ず天王寺・阿部野橋を経由するようになってますので、大阪メトロ今里筋線の今里駅(東成区)から湯里六丁目まで(東住吉区)の延伸計画は現在凍結された状態ですが、もし延伸が実現すれば大阪市内中心部を通らずに南北に移動でき、一極集中的な混雑が回避できて利便性もより向上すると思いますので、現在社会実験中のいまざとライナーが成功して「長居ルート」の方で湯里六丁目方面への今里筋線延伸が実現してほしいと思っております。
今回も毎度のことながら記事の内容・画像とも粗い感じで、特に最後の辺りは文章が被ったようになって申し訳ございませんが、今後もご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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