2018年3月31日土曜日

ありがとう 大阪市交通局

本日平成30年(2018年)3月31日をもって大阪市営地下鉄と大阪市バスを運営している大阪市交通局が114年の歴史に幕を閉じることとなりますが、最終日となる本日は乗車することができないので、3月18日と25日に大阪市営地下鉄としての最後の乗車をしてまいりました。

3月18日は阪堺訪問時にお世話になっている同好の方のブログの記事を拝見して気になっていた「御堂筋線開業85周年記念イベント」の展示物を御堂筋線の最初の開通区間である梅田駅、淀屋橋駅、本町駅、心斎橋駅を訪問しました。それではこれから各駅の展示物の画像を少し見ていただきたいと思います。


まず梅田駅ですが、御堂筋線を走った歴代の車両の模型が展示されていました。


次は淀屋橋駅ですが、数多くの写真が展示されていました。


こちらは地下鉄開業前の試乗会での地下鉄の出入口の階段に向かう乗客の方々の様子の写真です。


こちらは開業当時の淀屋橋駅のホームの写真です。


こちらは開業当時の心斎橋駅のホームの写真です。


こちらは開業前の工事をしている時の淀屋橋駅ホームのアーチの柱の写真です。

こちらで紹介した写真は淀屋橋駅のに展示されている写真の中のほんの一部ですので、全部を見たい方は是非とも足をお運びください。


次は本町駅ですが、こちらのショーウィンドウには中央線の20系と四つ橋線の23系の模型、地下鉄車両のナンバープレートなどが展示されていました。


もう一方のショーウィンドウには市バスの模型が展示されていました。


最後は心斎橋駅ですが、ショーウィンドウには堺筋線の66系、長堀鶴見緑地線の70系、今里筋線の80系、ニュートラムの100A系の模型が展示されていました。


また心斎橋駅では「大阪市営交通 114の歩み 歴史パネル展」というパネル展が行われていましたので見て来ました。こちらは大阪市電が誕生した頃からの歴史の年表のパネルです。


こちらは地下鉄開業、戦後の大阪復興の頃のパネルです。


こちらは昭和45年(1970年)の大阪万博の頃から現在にかけてのパネルです。


そして、一週間後の3月25日も阪堺訪問時にお世話になっている同好の方のブログの記事を拝見して気になっていた御堂筋線10系と10A系の一部の車両に貼られた惜別ステッカーを撮りたいと思ったのと最終日に乗れないので阪堺撮影後に乗ってきました。



御堂筋線本町駅で惜別ステッカーを貼った車両を待ってますと千里中央行きで10系1013Fがやって来ましたので撮りました。


こちらは車体側面に貼られた惜別ステッカーを撮ったものですが、惜別ステッカーの上に御堂筋線のラインカラーである赤色のマルコマークがありました。


次は以前撮ったものと最近撮ったものを織り交ぜたマルコマークの画像を



こちらは東梅田駅への出入口にあったヒゲ文字の駅名入りの案内表示です。


こちらは阪堺上町線天王寺駅前旧停留場にあったヒゲ文字の案内表示です。


こちらはヒゲ文字ではありませんが、日本橋駅への出入口にあった地下鉄と近鉄のロゴの入った案内表示です。


こちらは谷町線天王寺駅にある御堂筋線の乗換案内とあべのハルカスへの案内表示の看板ですが、あべのハルカスへの案内表示の看板のざっくりした感じがなんとも大阪市営地下鉄らしくてイイですね。


こちらは近鉄上本町駅側から見た谷町九丁目駅の駅名の案内表示ですが、谷町九丁目駅は谷町線と千日前線の2路線があることから車両が描かれたマルコのロゴマークはラインカラーでなく紺色のものになっています。


矢印の案内表示も地下鉄が紺色の背景に白文字、近鉄電車が黒色の背景に白文字となっています。


こちらは壁にある矢印の案内表示ですが、谷町線と千日前線がそれぞれラインカラーで表示されています。これらもいつまで見られるか気になるところであります。


次は自分が子供の頃に初めて大阪市江地下鉄に乗ったのは御堂筋線でしたので淀屋橋駅、本町駅、心斎橋駅のホームの様子を。



こちらは淀屋橋駅のホームですが、天井のアーチとシャンデリアがいつ見ても素晴らしいですね。


こちらは本町駅のホームですが、アーチの中央に柱があるために淀屋橋駅や心斎橋駅のホームと比べると少し狭く感じます。


最後は心斎橋駅のホームですが、子供の頃に初めてこの心斎橋駅のホームに降りた時に思ったのは心斎橋駅のホームが既に百貨店の一部だと勘違いしてしまったことでして、すべてが自分が当時住んでいた片田舎と別世界に見えた衝撃が今でも忘れられない素晴らしい造りとなっております。


また地下鉄の各駅には民営化を控えて「大阪と、走ってきた」というポスターが数種類貼られてまして、その数種類のポスターの中の一つに「かつて大阪が動き出す時、私たちも走り出した。大大阪時代、街の発展をめざし誕生した市営地下鉄。空襲を乗り越え、復興へ邁進し、災害にも負けず、いくつもの時代をこの街と駆け抜けてきた。84年間。それは大阪そのものの歴史であり、市民一人ひとりが懸命に毎日を走り続けてきた歴史でもあります。これまで本当にありがとうございました。私たちは変わります。大阪をもっと自慢の街に変えるために。ずっと変わらずこの街と走り続けていくために。」という文章が書かれていて、改めて大阪市の発展は交通網の便利さが支えてきたのだと感じる素晴らしい文章で感動しました。


最後の画像は今里筋線がない詰めの甘いもので雑な仕上がりですが、各路線のマルコマークを集めて貼り合わせた画像です。


大阪市外の人間ですが、大阪市交通局の地下鉄・市バスにはこれまで数えきれないほどその便利さの恩恵に預からせていただきましたので感謝の気持ちでいっぱいであります。114年間ありがとうございました。


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